北海道農産品ターミナル株式会社は、昭和45年9月24日設立以来、令和2年9月で50周年を迎えることが出来ました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
会社設立当時、北海道農業は大規模機械化並びに栽培技術の高度化の推進により、その生産量は急速に増加し、これら農産品の多くが本州に移出されていました。しかしながら、農産品の供給は季節的波動が大きいため、物価安定の面から、その通年安定化が望まれました。
「これを改善する方策として、北海道農業地帯の中心の駅頭に保管機能を備えた発中継施設を整備し、ここに周辺農産物を集約して、適合保管と計画出荷により提携輸送を行い、もって流通の円滑化を図るため」に、北海道、当時の国鉄、農業団体が発起人となり、当社が設立されました。
その後、時代とともに流通品質の向上や消費地物流のあり方も大きく変化していく中、社員一丸となって農産物の保管・荷役を通じて北海道農業の発展に努めてまいりました。
また、、この間には、大規模な自然災害、農家戸数の減少や高齢化・労働力不足・国際貿易交渉の進展による農業分野への逆風など、その時代時代に向かい合った50年でもありました。
最後に、これまで賜りましたご厚情に対して重ねて御礼申し上げますとともに、今後とも皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 志水 仁